高山→高岡→金沢

高山からの夕景色

訪れたことのない数少ない県が岐阜県。名古屋までぷらっとこだまで2時間30分、そこから特急ワイドビューひだに乗ってさらに2時間30分、乗り継ぎを含めると5時間をかけて岐阜県高山に到着。ワイドビューひだからの車窓が素晴らしく、あっという間の行程だったものの時刻はすでに14時過ぎ。

高山は駅舎がモダン、駅前にもいくつかのホテルが立ち並んでおり意外と発展している。最初の目的地は北欧家具を多く手掛ける家具メーカー「キタニ」の工房へ。以前訪れた白馬の「HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA」でFINN JUHLをはじめとした北欧家具に興味を持ち訪問。一級家具は購入後に価値が高まっていくので、家具への投資はとても良いと感じている(とはいえ今のところは眺める専門)。

キタニには家具や小物を販売するショップの他、ショールームが完備されており、実際の生活の風景をイメージしながら家具を鑑賞することができる。残念ながらキタニとしてFINN JUHL氏の家具の生産はライセンス終了されているとのことだったが、北欧デザイナーのビンテージ家具と窓から一面に広がる北アルプスの景色が印象的だった。アルプスは長野側からしか見たことがなかったから反対からも見ることができて良かった。

その後、タクシーで「古い町並み」へ。古い町並みのことをそのまま古い町並みと呼称するのが面白い。日本酒の酒蔵を数件巡り、寒さを凌いだ。寒い中飲む日本酒と甘酒は至高だなぁ。

夜はイタリアンの「ヒラノグラーノ」へ。古い家屋を改修した温かみのある店内で、何を食べてもおいしい。店員さんも最初忙しそうでこちらが緊張したが途中からは落ち着いて食べることができて良かった。

1泊目の宿はドーミーイン系列の「高山桜庵」。今回の旅はコスパ旅の為、2名で1万円の予算であったが、こちらでは朝食付き、大浴場や夜泣きそばのサービスまでありとてもテンションが上がる。高級な旅館もいいけど誰にも気兼ねしなくていいのが最高だった。

2日目の早朝は高山市内を散歩。朝市を覗いたり、高山の和菓子店「稲豊園」で動物をあしらった「虎ディショナル」を購入。また、新橋「立ち食い鮨あきら」で頂いた「明豊ハム」を購入できたのは良い思い出に。

高速バスで白川郷へ向かう。年末休暇と重なり、バスはほぼ満員の盛況。約2時間で白川郷に到着。白川郷は小学生のころから世界遺産の地として記憶していた場所だが、こちらも初訪問。想定していたよりも街並みは大きく、観光地化もされていなかったのが意外だった。こちらに生活してる人はどこで買い物するのだろうか。。 

白川郷の「文化喫茶 郷愁」では、温かみのある店内と接客の中、とても美味しいホットコーヒーを頂く。雪が降りしきる外の景色を見ながら、温かいコーヒーを飲む。これ以上の贅沢は見つけられないよ。

白川郷からは世界遺産バスに乗車して一気に富山県高岡へ向かう。途中、同じく合掌造りの世界遺産である五箇山等を通り、このバスでしか通ることのない景色を楽しんだ。

高岡には夕方到着。高岡は藤子F不二雄の生誕地でもあり、駅前のトラムはドラえもん仕様、銅像や郵便ポストまである。ミュージアムには行けなかったが、次回はぜひミュージアムを訪れたい。

夕食は高山の「居酒屋 たかまさ」へ。温かい接客と地場の魚が旨かった。特に寒ブリと白エビ。隣に外国からいらっしゃった方がいたので、もう少しサポートをする等できればよかった。反省。

高山からは旧北陸本線であるあいの風とやま鉄道・IR石川鉄道で金沢へ。金沢は訪問の度いつも雨だからテンションが上がらない。観光地化されすぎている感もあり、駅前はさながら京都駅。関西圏からも関東圏からもアクセスが良くなったためなのか、人でごった返していてむしろ東京のほうが居心地が良い気がする。

そんな駅前からバスで2停目が近江市場。近くにはまたもやドーミーイン系列の「御宿野乃」へ。2021年に開業したばかりであり、客室も大浴場、サウナもピカピカ。サウナにはいって寝るだけでふわふわしたいい気持ちになった。

翌朝は小松空港から羽田へ向かう予定の為、ランチは金沢駅前の商業施設クロスゲートの回転すし「のとめぐり」へ。前に並んでいるお客さんが「俺が並んだから他の人も並び始めたんだ」と豪語していたり、後ろのお客さんはすきあらば割り込もうとする動物園状態でヒヤヒヤしたがおいしかったのでALL OKなのだ。

金沢は駅前さえ離れてしまえば本当に魅力的な都市だと感じるだけに、次回はよりプランを練って行こう。それこそ能登を巡ってみたいとおもったのであった。

2021年も多くの場所を訪れたが、やはりアルプスに魅せられている。大町や白馬からのアルプスはとてもきれいだったし、高山の丘の上から見た北アルプスの夕景も忘れがたい。アルプスに魅せられて住む方もまた魅力的だったりする(軽井沢とかとちがって移住に覚悟が必要だからかしら)。2022年は上高地や松本、高山をより深く味わいたい。

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