意思決定の教科書

日頃仕事で行っている一見理論的な意思決定は、実はかなり感情的なのではないかという疑問を常に持っていたため、ヒトはどのような時に意思決定の罠に陥りやすいかを書いた本著はかねてより気になっていたので備忘録を残したい。

意思決定をゆがめる心理的な落とし穴

主な落とし穴は以下の通り。自分が物事を判断するときには気をつけたいが、ビジネスでどうしても通したいものがあるのであれば、この現象を逆手にとるのも一案だと思った。以下に列挙したものの他にも、フレーミングの罠や自信過剰、安全第一の罠などがあり、経験がつけばつくほど気を付ける必要がある。

  • アンカリング(最初に触れた情報で認知が歪む)
  • 現状維持バイアス(ヒトの防御本能によるもの)
  • サンクコスト(投下した時間など過去の正当化)
  • 確証バイアス(自分に不利な情報は無意識に無視してしまう)

例えばMRJの撤退が遅くなったのはMHI内部に無意識のうちにサンクコストの考えが浸透してしまったからでは?とも考えられる。

意思決定の行動経済学

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です