【2022年版】1泊でも満喫!星のや富士の楽しみ方

星のや富士は星野リゾートの中でも最高級の「星のや」ブランドであり、オフシーズンでも1泊1名40,000円〜と、決して安くない価格帯で知られている。

前から気になっていたけど、お手頃な河口湖で本当に価値のある宿泊が体験できるのか…?グランピング風って何…?と思われる方に向けて、私たちが2021年4月に宿泊してきた際のレポートをお届けしたいと思う。

私たちも予約する際はかなり緊張したが、結論からいうとこれまでにないステイを満喫できた。どこよりも詳細にレポートすべく、記事は膨大になるが、是非気になる箇所から読んで頂けたら幸いだ。

なぜ星のや富士に?

星のやは軽井沢や竹富島など国内屈指のリゾート地にあるべき施設。日帰りも可能な河口湖になぜ…?とオープン当初から疑問に思っていた。しかし、コロナ禍の21年2月にTwitterに投稿された1枚の写真をみて、どうしてもいきたくなり、ついに予約に至ることとなった。

星野氏曰く、星のや富士からの富士山のビューは宣材に使用しないことが今までのルールだったとのこと。この写真を見れば、今まで当日のサプライズに、と封印されていた理由がよくわかる。

予約から当日まで

予約は楽天トラベル経由で。いつも通り公式からの方が良いかと思ったが、ちょうど高級ホテル5%セールの日であったこと、食事付きのプランが公式に比べ割安であったことから楽天を選択。楽天経由だからといって、特段当日のエクスペリエンスに差異はないのでご安心を。

前日には楽天経由でリマインドが。動きやすい服装、靴での来場が好ましいとのこと。

到着は14時がおすすめ

チェックインの時間は15時だが、部屋への案内の前に「クラウドテラス」にてコーヒーのサービスや、スイーツ、マシュマロ焼きを体験できるため、到着は1時間はやい14時ごろがおすすめ。それ以上早いと敷地に入れないこともある様なのでご注意を。

アクセス

〒401-0305 山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
ご到着当日の電話:0555-76-5050

https://hoshinoya.com/fuji/access/

星のや富士へ行くには、河口湖大橋を渡り、反時計回りに回るといいだろう。商業施設のハナテラスから車で2分ほどだ。

チェックインカウンター

まずは自家用車でチェックインカウンターへ。ここで受付後、ライトやアウトドアグッズの入ったリュックを受け取りJEEPに乗ってサイトに向かう。

なんといっても壁面一面にかけられたリュックがこれからの滞在が非日常であることを視覚で訴求してくれる。ジープは黒と赤があるみたいで、その時によって変わるので楽しみに待とう。

いざサイトへ。まずはクラウドテラス。

ジープで急斜面を駆け上ると、宿泊キャビンを横目にレストラン、フロントデスク棟へ。天井が高く開放感のある建物だ。

ここから急な階段をさらに登ると広いウッドデッキやライブラリ施設のある「クラウドテラス」に到着。チェックイン時間前とあって、松林の間から差し込む日差しを独り占めできる。

まだほとんど人のいないクラウドテラス。

ライブラリ棟には無料のコーヒーサービスのほか、ストーブが常時ついているので大変暖かい。特に夜にかけて冷える季節の訪問の場合、このライブラリ棟は是非とも活用したい施設だ。内観については以下の動画で雰囲気をお伝えしたい。

焚火ストーブ。特に夜にはこの前から離れられない。

また、常時マシュマロやクラッカーが置いてあり、焚き火台で軽く炙って楽しむことができるほか、夕方までの時間限定でおやつ「森のひととき(Outdoor Sweets Time)」を満喫できる。出来立てを持ってきてくれるので、スタッフの方にお願いしてみると良いかもしれない。

いざチェックイン

クラウドテラスで一休みしたら、いよいよチェックインの時間だ。フロント棟で鍵を受け取り、さらに階段を下るとキャビンが並ぶエリアに出る。

外観は独特だが中から見る富士山は宿泊しないとわかならないのが面白い。
玄関には傘とクロックス製の長靴が。雨が多い立地の特徴だ。

早速だが、扉を開けた時の壮大な景色を共有したい。これから行く可能性のある人は当日のために再生しないのもおすすめだ。

扉を開けるとそこには…
でかい!!

キャビン内部の様子

宿泊したのはTキャビン。公式サイトには以下の記載がある。

ツインタイプのスタンダードなキャビンです。ミニマムに作られたキャビンは、寝心地にこだわったベッド、ソファ、シンプルなバスルームなどグランピングならではの快適さが保たれています。広々としたソファが設えられたテラスリビングは、キャビンでのご滞在の中心に。昼は木々に囲まれた丘陵で心地よさを感じながら、夜にはテラスに灯される炎を眺めながら寛ぎのひとときを。

広さが充分なことながら、床から天井まで白で同 統一されたテイストは広さ以上の開放感を与えてくれる。

バスルームはグレーのタイルで統一されたシックなつくり。

シックなテイストのバスルーム。

照明は全て間接照明で4つのシーンから選べる。

床は大判の白タイル。どこまでも開放感を感じる内装だ。

ベランダには冬季限定のこたつが。ここから眺める富士山は生きてて良かったと思える体験になること間違いなしだ。

冷蔵庫にはヤッホーブルーイングのよなよなエールが完備されている(有料)

洗面、トイレスペースはコンパクトな設計。

アメニティも星のや限定のバスソルト等全てが上質、且つエコフレンドリーなもので纏められている。ヒバチップの入浴剤もより豊かな時間を演出してくれる。

洗面スペース
洗面スペース

細かい点だが照明スイッチにこだわっているのも見逃せない。JIMBOスイッチはいつみても美しい。

桜アペロ

夜ご飯までの時間は部屋で過ごすもよし、桜の季節ならお花見するもよしだ。ちょうど桜を楽しむ「桜アペロ」の季節だったので行ってみることに。ここでは桜テイストのノンアルコールやリキュール、和菓子をいただくことができる。しずみゆく富士山を見ながら飲むのは最高だ。

ディナータイム

ディナーはダイニングのほか、屋外での狩猟肉ディナーや季節のディナーの計3種類から選べるが、私たちはダイニングでのお食事をチョイス。突き出しのプレートから始まり、和牛と鹿のローストに至るまで全てが美しく、感動の時間になった。唯一アルコール類が高くあまり飲めないことが注意点。飲みたい人は部屋でたくさん飲んでから行こう。

ディナー会場
ダイニングメニュー
奥が和牛、手前が鹿肉のロースト
桃とぶどうのシャーベット

ナイトタイム

クラウドテラスでの優雅な演奏

ディナー後はクラウドテラスで毎日開催されている演奏会に出かけよう。この日は木や素朴な楽器を使用した演奏。自然への畏怖と安らぎを同時に感じることができる不思議な奏だ。演奏の前には映画の上映や、演奏中にはライブラリ棟でのバータイム営業もやっているのでチェックしたい。

夜のクラウドテラスも幻想的だ

お部屋での過ごし方

お部屋に戻ったら、是非テラスに出て見て欲しい。エタノールランプの炎が富士山に向かって悠然と揺らぐ中、こたつでゆっくりとくつろぐもよし、インルームダイニングで夜食やアルコールを楽しむのも最高の時間だ。訪問時は期間限定のカレーがラインナップされていた(魅惑的だがディナーでお腹いっぱいだった)。

カレーセット。次回は食べるぞ!

モーニング

朝ごはんはダイニングでのグリルモーニングのほか、キャビンでのモーニングBOXも選択可能だ。前日までであれば変更も可能なので、ぜひスタッフの方のお勧めを聞いてから決めたい。

スタッフの方があつあつのスープとともに持ってきてくれるモーニングBOXで朝の富士山をみる、こんな贅沢なことがあるか、という気分になる。

チェックアウト

チェックアウトは12:00と遅めの時間なので、ぜひギリギリまで満喫したい。私たちは朝ご飯の後、クラウドテラスでゆっくりしたり、ハンモックに揺られたりと思い思いの時間を過ごした。また、時間に余裕がある様なら以下に記載のアクティビティもお勧めだ。

この椅子はなんという製品なのだろうか…

(番外編)アクティビティ

私たちはキャビンやテラスを楽しむことに精一杯だったが、星のや富士には様々なアクティビティが揃っている。前日や当日の予約だと埋まっていることもあり、もし決まっていたら早めの予約がベターだ。

なお、雨が降った場合のアクティビティも豊富に用意されている。晴れもいいけれど、雨の日も充実したステイとなること間違いなしだ。

まとめ

予約時、私たちは汗をかいていた。若造が本当に予約していいのだろうか、こんな贅沢がいいのだろうか、と。たった一泊だったが、こうしてブログ開設に至るほどの強いインパクトを残している。どうせ大したことない、と先入観で決め付けている過去の自分には、迷わず早くいきなよと強く背中を押したい。

何度でも見たい絶景。また頑張って行こう。

また、その後訪れた「界霧島」もとても素晴らしいお宿であったので併せてご覧いただければ幸いだ。

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