【2022年版】鹿児島週末旅行の決定版! 界霧島の楽しみ方

2021年に開業したばかりの星野リゾート界霧島へ宿泊する機会に恵まれた。念願であった鹿児島県初の星野リゾートは感動の連続。その感動を忘れないうちに、感じたことを全て書き記しておきたいと思います。部屋の様子やお食事、アクセスなど、これから訪問を検討されている方にも参考になるブログかと思いますのでぜひご覧ください!

界 霧島とは

鹿児島のほぼ中央に位置する霧島市は「黒霧島」などの焼酎のほか、神々が降臨したと言われる天孫降臨神話や霧島神宮など、歴史的にも大変貴重な場所です。

界 霧島も、霧島錦江湾国立公園内、且つ霧島神宮奥の高台と霧島の中でも絶好のロケーション。旧霧島ハイツの跡地に2020年11月にオープンしました。

敷地が丘陵地にあるため、どの部屋からも桜島や錦江湾を見下ろすことができ、またケーブルカーで行く露天風呂棟からも絶景を楽しむことができるのも特徴です。

所在地:鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21
敷地面積:100,000m²以上
建築面積:2,070m²
延床面積:5,460m²
建物:客室棟(地上5階、全49室)/ パブリック棟(地上2階)/ 大浴場(地上1階)/ 湯上がり処(地上1階)
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、ビューテラス
大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、スロープカー
建築設計・ランドスケープ設計:清水建設 九州支店
建築意匠監修:the range design INC.
ランドスケープ設計監修:SEA BASS
施工:清水建設
開業予定日:2021年1月29日

https://mag.tecture.jp/culture/20201007-15134/

到着から受付

エントランス/ロビー

界霧島エントランス
界霧島エントランス

駐車場からエントランスまでは屋根がついた緩やかな階段、スロープが続きます。

私たちはタクシーで向かったので、エントランスからフロントまで係の方に案内していただきました。

ロビーの雰囲気は写真の通り。高い吊下げ天井と窓から見える景色の開放感とメイン照明のシックさが絶妙にマッチしています。

ロビーフロア。奥にはライブラリが望める。

お土産コーナー

チェックインカウンター横にはお土産コーナーも。こちらにはタンブラーなど星野リゾート限定商品のほか、焼酎や焼き物、カトラリーも充実。正直霧島土産は全て揃ってしまうのではないかと言うくらいの充実度だ。夕食の場でも使われている焼き物やお部屋の食器類も購入することができる。

ビューテラス

フロントと同じ3階の正面にあるビューテラスは、桜島を正面から一望できる最高のスポット。夜になるとエタノールランプに火が灯され、一層幻想的な雰囲気に。ソファーに身を委ねてゆっくりとした時間を楽しみたい。夜と、雲海が望める朝がおすすめの時間帯。チェックイン、アウト前後は少し混雑するので避けるのがベターだ。

トラベルライブラリーで調達した紅茶やコーヒーを片手に、部屋とは少し違う角度からの景色を楽しみたい。

お部屋の様子

チェックインが終わるとお部屋へと案内してくれる。今回宿泊したのは2階の「薩摩シラス大地の間 和室」。最もスタンダードなお部屋である。余談ですが、旅館って部屋のグレードごとの差が西洋のホテルよりも少なく、どのグレードに宿泊しても最高の体験ができるのはとてもいいところだと思っています。

界霧島の廊下。非常に落ち着いた照明。
廊下。非常に落ち着いた照明。

桜島ビュー

部屋に入ってまず目を奪われるのは、桜島ビューです。少し天気が悪かったものの、全面窓から眺める壮大な霧島の景色に圧倒されます。正面に見えるのが錦江湾、そして桜島。右手には鹿児島空港も見ることができます。

部屋からの桜島ビュー。遮るものは何もない。

Welcome Drink

チェックインの手続きが完了すると、Welcome Drinkとして「霧島茶」、そして鹿児島名物の「かるかん」を圧縮したお煎餅をいただきます。鹿児島のお茶はとても勢いがあり、名実ともに静岡を抜き日本一とのこと。霧島の大地を見るとお茶が美味しい理由も納得です。

ウェルカムドリンクとかるかん(界霧島)
ウェルカムドリンクとかるかん

寝具/ベッド

寝具は界ブランド用に開発された「雲ふとん」を霧島でも採用。ベッドタイプではないにも関わらず、とてもふかふかで暖かく寝ることができます。これは本当にすごいことです。

また、ベッドボードは本物のシラスで作られており、吸湿防臭の効果があるとのこと。シンプルな部屋の作りに大胆なデザインがとてもよく似合う。

冷蔵庫/バーカウンター

冷蔵庫にはお茶、コーヒーなどを淹れるためのミネラルウォーターのほか、有料のビール(ハートランド)、お茶(生茶)が備えられています。また、コーヒー紅茶は無料で備えてあります。こちらで使用可能な茶器はフロントで購入可能です。

界霧島のアメニティ

界ブランド共通のアメニティ。こちらの手ぬぐいはお持ち帰りすることが可能です!

水回り

今回宿泊した部屋はシャワーブースのみですが、上層階には部屋に備え付けの風呂があります。一方、界霧島の大浴場は本当に素晴らしいため、お風呂のために上層階を予約する必要はないかもしれません。

オーバーヘッドシャワールーム

大浴場の様子

大浴場へはケーブルカーで向かう必要があります。ケーブルカーで約5分丘を下ると到着。周囲には建物や人工物が何もなく、ただ草原が広がるだけのロケーション。デジタルデトックスの観点でもこれ以上ない立地でしょう。

大浴場内には内湯が2つ(高温/低温)のほか、露天風呂があります。露天風呂からは桜島を一望できるほか、屋根もないため天気がいい日には満天の星空を堪能できること間違いなしです。

大浴場から出たあとは休憩所へ立ち寄るのがおすすめ。季節のドリンクやアイスキャンデーをいただきつつ、湯上がりのひとときを満喫できます。

夕食

待ちに待った夕食は二部制でのご案内。私たちは後半である19:30~の回でお願いしました。

会場である夕食会場は半個室となっており、プライベート空間が確保され感染防止の観点からも安心です。この空間で約90分にわたり数々の手の込んだ品々をいただくことができるのは最大の贅沢という他ありません。

この日のメニューは以下の通り。突き出しからデザートまで、地元霧島や薩摩の名産をふんだんに織り込んでおり、全く飽きることがない素晴らしいメニューでした。また、焼酎をはじめとしたアルコール類も大変なお手頃価格で提供されており(非常に重要なポイント)、さまざまな種類を楽しむことができます。

最後に鰻を混ぜ込んだご飯を土鍋でいただくのですが、大変なボリュームで食いしん坊の私にも大満足のディナーとなりました(食いしん坊バンザイ)。

ご当地楽

21:00からはエントランスにて神話をモチーフとしたご当地楽、「天孫降臨ENBU」の公演があります。以前訪問した界津軽では「津軽三味線」でしたが、ここでは、霧島神宮など神話の聖地であることもあり、珍しい劇場仕立て。各地でパフォーマンスの仕方や舞台の使い方も大変に工夫されており、間近でのパフォーマンスに魅了されると同時に、太鼓の音が心地よく次第に夜が更けていく心地よさに包まれていきます。

朝食

翌朝の朝食も楽しみにしていたイベントの一つです。こちらでは削りたての鰹節がかけ放題!であるほか、目の前で温めていただく「さつま汁」など、全てに手の込んだ料理をいただくことができました。そしてご飯を思わずお代わり、また満腹となります。

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